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フェイクニュースとは?事件になった事例をわかりやすく!

フェイクニュース
事件にまで発展してしまった

事例をわかりやすく伝えていきます。

まずは、こちらです。


フェイクニュースが原因で事件にまでなった事例1

フェイクニュースという言葉は今や誰もが知っていますが、
事件にまで発展した事例は今から5年前には既にあります。

この事例は地震によってライオンが動物園から脱走したという事件です。

事件の発生は2016年の4月で、ライオンの画像を添えてSNSで投稿された内容が拡散したのが逮捕に至った原因です。
SNSは拡散力で知られるTwitterで、最終的には2万人以上もの人がこの投稿をリツイートしています。

単なる冗談で済む内容なら良かったのですが、多くの人が信じた結果、
この動物園に問い合わせが殺到することになります。

そして職員が対応に追われることとなり、本来の業務に支障が出てしまい、
事態を重く見た警察が業務妨害として投稿者を逮捕しています。
最大震度7という現実に発生した大きな地震と、実際に有り得そうな写真の投稿が、
ただの冗談では済まなくなった理由だと思われます。

また、投稿者が予期していたかどうかは不明ですが、善意の人達による注意を呼び掛ける
リツイートが短時間での拡散に繋がっています。

投稿者は投稿から約3ヵ月の7月に偽計業務妨害容疑で逮捕され、
2017年の3月に起訴猶予の処分が下されました。
偽計業務妨害容疑の罰則は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金ですが、
初犯でも執行猶予なしの実刑が下ることはあるので安易にフェイクニュースを流してはいけないことが分かります。

家族や友人同士のやり取りならまだしも、不特定多数が利用するSNSでこのような投稿をするのはNGです。


フェイクニュースが原因で事件にまでなった事例2

フェイクニュースの影響は、経済的な損失に至ることもあります。


2013年の4月に起こったフェイクニュースは、
株価に影響を与えて1390億USDもの損失が発生しています。

ニュースの内容は、ホワイトハウスの爆発と当時のバラク・オバマ大統領の負傷というシンプルなものです。

情報源はツイッターで、AP通信のアカウントで発信されたことから、
投稿を目にした多くの人々が信用することになりました。

実はこの投稿はアカウントの乗っ取りによるもので、犯人はシリアのハッカーと判明しています。

フェイクニュースが真実味を持つことになった理由の1つには、
同日に実際にテロが発生したことが挙げられます。
結局のところホワイトハウス爆発のニュースの内容は嘘でしたが、
ニュースを信じた人達は株を売却して損失を被ることになりました。


このように、本物のアカウントから発信される内容は例え嘘でも真実味を持ち、
悪意ある人が乗っ取り発信することでニュースがまるで実際に起こったことに思われるわけです。

容易に拡散するツイッター上で発生したことも、この事件の被害拡大の一因になっていると考えられます。
ホワイトハウスが無事で大統領に何事もなかったのは幸いですが、
損失を被った人達にとってはたまったものではないです。


この事例から教訓を得るとしたら、SNSの投稿は多くの人達に注目されている話題でも疑って掛かること、
他の情報源もあたって多角的に信憑性を確認する冷静さでしょう。


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フェイクニュースが原因で事件にまでなった事例3

フェイクニュースは時に、人の命を奪うことが事例で証明されています。


2018年にメキシコで発生したこの事件は、
男性2人がガソリンに火をつけられて命を落とす最悪の結末を迎えました。

そもそもはSNSに投稿された、子供を誘拐した男が捕まったという内容が発端です。

男は路上飲酒が原因で警察署に連行されており、事情聴取が行われたのは確かです。
しかし事実と異なる投稿を切っ掛けに、フェイクニュースを真実だと信じた人が殺人を起こすことになります。

当時、メキシコでは誘拐事件が多発しており、人々は誘拐事件のニュースに敏感になっていました。
その不安を煽るかのようなフェイクニュースの投稿が次々に行われ、
嘘が真実味を持って過激な行動を起こす人が出てきてしまったわけです。

嘘の投稿の内容には動画も含まれていて、動画には警察署内で撮影されたものもありました。
確かに事情聴取された男は警察署におり、警察のお世話になったのは間違いないでしょう。
ところが本当のような嘘の投稿で真実がすり替えられ、
本来は命を落とす必要がなかった男性2人が無惨なやり方で殺されてしまいました。

誘拐事件の多発による人々の不安という背景はあるにしても、
殺人事件に発展する事例が発生したのは驚くことです。


同様の事件が日本でも起こらないとは限りませんし、今後治安が悪くなることがあるとすれば、
日本も対岸の火事ではいられなくなるでしょう。

やはりSNSの拡散が不安を煽り、事件が起こる引き金になったことは否めないです。
特に悪質なのは、動画の悪用ですり替えられた嘘に真実味が持たせられていることで、
真実と嘘を見分けるのは難しいという現実が突きつけられる事例です。

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まとめ

最後までご覧頂きましてありがとうございます。

どうでしたか?
ここまで行くとフェイクニュース、冗談ではすますことは
できませんね。

SNSなどの投稿には十分に気をつけて
投稿しましょう。

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