さつまいもを食べる際、
その外皮を捨てていませんか?
実は、さつまいもの皮には豊富な栄養素が含まれており、
皮ごと摂ることが勧められています。
さつまいもの皮に潜む栄養成分をお伝えします。
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さつまいもの皮も価値あり!
さつまいもの皮にも栄養価が宿っており、
栄養を効果的に摂りたい場合は、
皮を食べることを検討するべきです。
皮を摂取しても、身体に害を及ぼすことはありませんので、
安心して召し上がれます。
ただし、皮には食物繊維が豊富で、
消化にやや負担をかける可能性があるため、
未発達な幼児や胃腸の調子が悪い方は控えるべきかもしれません。
さつまいもの皮に含まれる栄養成分
さつまいもの皮に含まれる栄養成分とその効用について詳しく説明します。
便秘解消の助けをしてくれる!
さつまいもの皮には、
便秘解消に寄与する食物繊維が含まれています。
通常、皮をむいてさつまいもを摂取すると、
食物繊維の量は100gあたり2.2g程度です。
しかし、皮ごと摂ると100gあたり2.8gほどの食物繊維が含まれています。
つまり、皮を食べることで、0.6gほど多くの食物繊維を摂取できるのです。
厚生労働省によれば、15~64歳の女性は1日に摂取すべき食物繊維の量は18g以上とされており、
皮を摂るだけでもこの目標に近づけることができるでしょう。
食物繊維は便の形成を助けるだけでなく、
腸内の健康を維持し、善玉菌の栄養源としても役立ちます。
また、糖や脂質の吸収を阻害する効果もあるため、ダイエット中や血糖値、
コレステロール値が気になる方にもおすすめです。
老化予防と免疫力強化の抗酸化作用
さつまいもに含まれるクロロゲン酸は、
ポリフェノールの一種であり、抗酸化作用があります。
この作用により、老化や動脈硬化、
免疫機能の低下につながる活性酸素を除去する効果が期待されます。
クロロゲン酸は皮の近くに多く含まれており、
皮を摂ることで効率的にクロロゲン酸を摂取できるでしょう。
視力向上の可能性!
さつまいもの皮の鮮やかな赤色は、
アントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種に由来します。
アントシアニンは赤ワインなどにも含まれており、
多様な健康効果が期待されています。
クロロゲン酸と同様に、アントシアニンも抗酸化作用を持ち、
視力向上などの効果が期待されます。
特に、長時間のパソコン作業などで目を酷使する方にとって、
この栄養素は重要かもしれません。
さつまいもの皮とガスの関係!そしておならの抑制方法
さつまいもを楽しみたいけれど、
おならを出すのを避けたいと思っている方もいるかもしれません。
さつまいもの皮には、
ヤラピンと呼ばれる成分が含まれています。
この成分はさつまいもの消化をサポートし、
皮ごと摂ることでおならの発生が減少すると言われています。
興味深いことに、ヤラピンはさつまいもに固有の成分であり、
便秘の緩和や腸の運動を促進する効果もあるとされています。
さつまいもの皮の適切な洗浄方法は!
さつまいもの皮を食べるためには、
皮を丁寧に洗浄する必要があります。
さつまいもを十分な水が入ったボウルに入れ、
約10分間浸しておきます。
手やスポンジを用いて、皮を擦り傷つけず、軽やかに洗い流します。
さつまいもの皮を洗う際の留意点!
さつまいもは水に触れると傷みやすくなるため、
長時間浸けたり水を多く使うことは避けましょう。
なるべく水分と湿度を避け、調理直前に洗浄するよう心がけましょう。
また、さつまいもの芽に関して、
じゃがいもと同様に毒性があるという誤解が広まっていますが、
さつまいもはヒルガオ科に属し、毒性を含んでいません。
そのため、芽やヒゲを取り除く必要はありません。
しっかりと洗浄し、皮ごとおいしくお召し上がりいただけます。
黒い部分や損傷部分!
さつまいもの皮に現れる黒い部分は、
ヤラピンやクロロゲン酸によって繊維質化したり、
低温障害によって損傷した部分です。
これらの部分を摂っても身体に害はありませんが、
味わいが劣化しているため、取り除くことをおすすめします。
苦味が気になる場合、アク抜きを試してみると良いでしょう。
さつまいもの皮近くに存在するアクとヤラピンが苦味の原因となることがあります。
アク抜きは短時間で済ませ、ヤラピンなどの有益な成分が過度に流出しないようにしましょう。
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まとめ
さつまいもの皮までは
あまり食べたことがなかったので
これからは、皮も食べるように
しないとダメですね!
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