ファーウェイ・ジャパンは、5月22日から新しいスマートウォッチ
「HUAWEI WATCH FIT 3」を日本で発売しました。

この製品は、Amazon.co.jpや他のオンラインショップ、
全国の家電量販店で21,800円（税込）で購入できます。

この新しいスマートウォッチの魅力や改善された点についてご紹介します。

Apple Watchにそっくりな軽量なボディ！

HUAWEI WATCH FIT 3（以下「FIT 3」）のデザインは、
一言で言うとApple Watchによく似ています。

画面の縁が丸くない点を除けば、縦長のディスプレイや、
右側面にあるアクションボタンとクラウンが共通しており、
シンプルながら使いやすい設計となっています。

OSは？

FIT 3には自社開発のHarmony OSが搭載されており、
ホーム画面はwatchOSに非常に似ています。

クラウンを回すと、画面上のアイコンを拡大縮小したり、
時計の操作をしたりすることができます。批判的に言えば模倣とも言えますが、
スマートウォッチに斬新さを求めないので、

ある意味でこのジャンルの標準を追求したとも言えるでしょう。

本体の外寸は？重さは？

本体のサイズは36.3mm（幅）×43.2mm（高さ）×9.9mm（厚さ）、
重さは26gで、同じサイズの他の製品と比べると少し軽めです。

実際にはこれにバンドの重さが加わりますが、
バンドはシリコン素材とナイロン素材の2種類があり、
シリコン素材の場合は全体で約40gになります。

小型のスマートバンドほどではないものの、
一般的な腕時計よりも軽く、多くの人が快適に感じるでしょう。

バッテリーは最大10日持つ？

FIT 3の一番の魅力はバッテリーの持ちの良さです。

メーカーの公式発表では充電なしで10日間使用できるとされていますが、
実際に試してみたところ、8日経過しても26%のバッテリー残量があり、
最終的には10.5日間充電せずに使えたそうです。

Apple Watchは？

Apple Watchの廉価版であるSEはわずか18時間、
通常版でも低電力モードで36時間しか持たないため、
頻繁に充電が必要です。

しかし、この面倒を完全に解消できるのは大きなメリットですね。

例えば旅行に行く際、1週間程度充電が不要になることで、
専用の充電ケーブルを持ち歩かなくても済むのは大変便利です。

特に、面倒くさがりな人にとっては非常に魅力的な選択肢となります。

アニメーションの表現は？

その他の仕様も前のモデルからアップデートされており、
FIT 3ではディスプレイのリフレッシュレートが60FPSに対応したため、
滑らかなアニメーションが表示できるようになりました。

過去のモデルや他社製品ではリフレッシュレートが低かったため、
動きが鈍く感じられることがありましたが、この問題が解消されたことで、
より魅力的な改善が実現しました。

健康管理機能は？

スマートウォッチの使用シーンの一つである健康管理機能も
充実しています。

ランニングをはじめとする多くのスポーツ活動を自動で検出し、
1日の目標達成を通知してくれます。

また、心拍数、血中酸素濃度、皮膚温度などの基本的な測定に加えて、
ストレスレベルの測定や睡眠のトラッキングも細かく記録されます。

専用のアプリと連携することで、これらのデータを確認し、
数値の改善に役立つアドバイスも受けられます。

決済機能は？

都市部に住む人々にとって便利なタッチ決済（モバイルSuicaやQUIC Pay）ですが、
FIT 3は対応していないため、その点では少し不便かもしれません。

中国大陸版ではAlipayなどのQR決済に対応しているそうですが、
日本版には搭載されていないのが残念です！

最終的な機能性は？

「安価、高機能、軽量」と三拍子揃った理想的な製品に見えますが、
最も気を付けるべき点は、機能性にはまだ改善の余地があるということです。

地図アプリは？

FIT 3には独自のOSが搭載されていることを先に紹介しましたが、
スマートフォンと連携する際の機能性には少し物足りなさを感じます。

たとえば、地図アプリを使ってナビゲーションしながらサイクリングする場合、
停車時に経路を確認したいというシーンを想定すると、Googleマップは使用できず、
HUAWEI独自のアプリ「Petalマップ」のみ対応しています。

さらに、この機能は国内ではほとんど使われていない
HUAWEIスマートフォンのみ対応という制約があるため、非常に残念です。

アプリの対応は？

また、アプリストアについては「AppGallery」と呼ばれる
独自のストアが用意されていますが、
FIT 3向けの「Google Mapの通知を転送」や「計算機」などのアプリは多くが有料で、
動作も不安定です。

そのため、watchOSのような利用は期待できません。

しかし、通知の受信やメッセージのクイック返信、
アラーム、ストップウォッチ、デバイスの探索、音楽プレーヤーの操作など、
一般的なスマートフォン連携機能は問題なく利用できます。

あくまでPCやスマホがメインで、スマートウォッチは時間を確認したり、
簡単な健康管理をしたいという用途には十分対応できます。

気になる方は一度見てみて下さい！

HUAWEI　WATCH FIT3/Grey Grey　WATCHFIT3GREY
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HUAWEI WATCH FIT 3は見た目Apple Watchそのもの？10日間充電不要？他にも魅力が！

機能の少なさについて指摘しましたが、
これは「10日間持つ長持ちバッテリー」という最大の魅力を実現するための
トレードオフだと考えれば理解できます。

つまり、性能を重視する人やiOSユーザーにはApple Watchが最適であり、
電池持ちやコストパフォーマンスを重視するならFIT 3が良い選択肢となるでしょう。